シャッターが重いと感じたらするべき対処法を4つのステップで解説!

手動シャッター

初めましてこんにちは!シャッター職人をやっています、こしぱぱです

突然ですが日々のお仕事で毎日いろいろなお宅に伺うと、よくこんなお悩みを耳にします

  • 最近窓シャッターが重くなってきた気がする…
  • 前みたいに少しでも軽くならないかね〜
  • この部屋のシャッターあんまり開けないんだけど、久しぶりに開けたらすごく重かった…

少し年数が経ってたりすると、いろいろな原因で開け閉めが重たく感じてきます

このページでは窓シャッターが重いと感じた時にする対処法を4つのステップで解説します!

【ステップ1】「重い」シャッターの状態を自分で確認してみる

まずは明らかにおかしい所がないか確認してみましょう

自分でも確認できる所は5つあります

  1. シャッターの面材(スラットと言います)が大きくヘコんだり曲がったり変形していないか
  2. スラットの一番下に付いている鍵がかかる部分(幅木と言います)が左右どちらかにななめに傾いていないか
  3. 窓サッシの下部にサビの粉や鉄粉が落ちていないか
  4. 枠の横、左右のガイドレールの中に入っている毛(モヘアと言います)がシャッターの上げ下げですり減って無くなっていないか
  5. スラットを上げ下げしてみた時にキーキー音やガッガッなどの変な音が鳴っていないか、又スラットを下から50センチ程持ち上げたところから手を離すとガラガラと下まで勝手に下がってしまうか

ひとつずつ解説していきます

1.のスラットが大きくヘコんだり曲がったり変形していないか

これはスラットに大きなヘコみや曲がりがあると、スラットが上下する時にガイドレールの中を移動、もしくはシャッター上部のスラットが収納されている部分(シャッターBOXと言います)から出たり入ったりする際にこすれて引っ掛かって動く時の抵抗になってしまう為に動きが重くなるということです

2.の幅木が左右どちらかにななめに傾いていないか

もし幅木がななめに傾いてしまっている場合、多くの原因はシャッターで一番要の巻取機(シャフトと言います)の破損が考えられます

シャフトが折れてしまっていると、一番下の幅木がシャフトの折れている方に傾いてしまいます

3.の窓サッシの下部にサビの粉や鉄粉が落ちていないか

これも2と同様に、シャフトの折損や破損している方の下にサビの粉や鉄粉が落ちてきます

4.の左右のガイドレールの中に入っているモヘアがシャッターの上げ下げですり減って無くなっていないか

モヘアは消耗品です

長年シャッターを使っているとすり減ってきます

たとえ使っていなくても日焼けなどで劣化してくるのでメンテナンス時に交換が必要です

5.のスラットを上げ下げしてみた時にキーキー音やガッガッなどの変な音が鳴っていないか、又スラットを下から50センチ程持ち上げたところから手を離すとガラガラと下まで勝手に下がってしまわないか

シャッター開閉時の異音や下から50センチぐらいで手を離してスラットが下がってくる場合は、スラットの左右端に付いている「スラットフック」(付いてない場合もあります)の変形の確認や、シャフトスプリングのヘタりがある場合スプリングの巻き増し等が必要になります

これら5つを確認して特に異常な所が無ければステップ2へ進めます

もしもスラットの変形、モヘアのすり減り、開閉時の異音やスプリングのヘタりが見られた時はステップ3の対処法へ進みます

【ステップ2】シャッターレールにシリコンスプレーを吹く

レールの中を水拭きなどでキレイに清掃、出来れば脱脂などで油分を取り除いてからモヘアに向かってシリコンスプレーを吹きかけます

これをすると多少は動きがスムーズになります

ただし、KURE5−56等の油分の含まれるスプレーは使用しないで下さい

吹きかけたすぐはスムーズに動きますが、後にホコリを巻いてしまって動きが悪くなってしまいます

【ステップ3】プロにシャッターのオーバーホールを頼む

オーバーホールとは?

シャッター職人が自宅にやってきて対象シャッターのシャフトの洗浄給油、各部の点検、スプリング調整、モヘアやストッパー等の消耗品の交換をしてくれるサービスのことです

これをするとシャッターの動作が劇的に良くなります

ここでは書けませんが価格もそれほどお高くはないので見積もりだけでもしてもらう事をお勧めします

ただしこの時に確認できたスラットやスラットフックの変形は直せる範囲で直してもらえますが、直せない程の大きな変形やシャフトの破損があった場合はスラットやシャフトの交換が必要になる場合があります

【ステップ4】手動シャッター電動化を検討する

“ソムフィキット”より画像引用

もしも大きな破損やシャフトの交換等が必要になってしまい、どうしてもそのままにできない場合は修理費用も高額になってくることが考えられます

その場合は手動シャフトの交換で対応するだけではなく、手動シャッターの電動化で対応するという選択肢もあることを覚えておきましょう

シャッターの機種によっては手動シャフトを交換する費用にあと少し足すと電動化をできるようになる事があります

朝晩の開閉が静かでご近所を気にすることもなくなり、リモコンのボタン一つで座ったまま操作でき、防犯対策にもなる、いいこと尽くしです

まとめ

窓シャッターが重いと感じた時に自分でも出来ることが以外に結構あるという事が伝わりましたでしょうか?

原因はいろいろありますが、それぞれの状態にそれぞれの対処法があります

この記事を見て、みなさんのシャッターのお悩みを少しでも軽くするキッカケになれば幸いです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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