
電動シャッターって、新築の時に付けないと後から出来ないんじゃないの?
電動化に伺うとお客様からよくこんな質問をされるのですが、この疑問をお持ちの方は意外に多いんじゃないでしょうか?
でも実はこれ、多くの方が抱えている「 誤解」なんです。
結論から言うと、今付いている手動の窓シャッターは 新築時でなくても後付けで電動シャッターにできますが、どんな手動の窓シャッターでも必ず電動シャッターにできるわけではなく、電動化が可能な条件というものがあります。
とはいえ、専門的な部分もあるため「うちの場合はどうなんだろう?」と自分で判断するには迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、
自宅にある手動の窓シャッターが電動化に対応しているのかを知りたい!という方に向けて、毎日窓シャッターの電動化工事をしているこしぱぱが、
🟠 なぜ新築でなくても電動化できるのか?
🟠 どんな場合が電動化できないのか?
という2つの疑問について、初心者でもわかりやすく順番に解説していきたいと思います!
「うちの窓シャッターは電動化できるの?」と気になっている方は、ぜひ読み進めてみてください!
新築でなくても窓シャッターを電動化できる理由

新築でなくても窓シャッターを電動化できる理由は、電動化専用の商品(以下、電動化キット)が国内では15年以上も前から販売されており、すでに確立されている技術だからです。
現在ある電動化キットが普及する前は、後から電動シャッターにしたければ壁を壊して窓シャッターを丸ごと交換するなどの大がかりな工事が必要だったため、リフォームは大変困難でした。
しかし電動化キットが普及した事によって、シャッター本体はそのままで内部のシャフトだけを交換すれば電動化できるという方法が可能になり、大がかりな工事は不要になりました。
このように、発売当初から15年以上培われてきた技術と実績があるからこそ、今では安心して電動化という選択肢を選べるようになったわけです。
| 項目 | 普及初期(2010年代~) | 現在 |
| 電動化の普及率 | 約10%未満 | 約27.0%(急速に拡大) |
| 導入方法 | 窓シャッターごと交換 | 既設のまま電動化 |
| 満足度 | データなし | 約98.8%(非常に高い) |
既存の窓シャッターを活かせる「後付け電動化」の仕組み
先程でも少し触れましたが、窓シャッターの電動化とは手動シャッターのシャフト(上部の巻き取り部分)をモーターが組み込まれた電動用シャフトに交換するという方法で行います。

モーターはリモコンで操作することができるので、ボタン一つで簡単に窓シャッターを上げたり下げたりすることができるようになります。
また交換した電動用シャフトには電源を繋がないと動かないので、電源を供給するための電気工事も同時に行います。
このように、電動化の工事内容はとてもシンプル。シャフト交換と配線接続だけの簡単な工事なので、後付け電動化は現在多くのご家庭で導入されています。

1台完了するのにだいたい半日かからずに工事ができるよ!
電動化工事についての詳しい内容はこちらの記事で紹介していますのでぜひ参考にしてみてください↓↓
> 窓シャッターの後付け電動化工事を写真付きで紹介!電気工事も解説
後付け電動化ができない窓シャッターの条件

ここからは、後付け電動化ができない窓シャッターの条件について解説していきます。
条件はいくつかありますが、ここでは5つ紹介します。
①窓シャッターの開口サイズについて
②窓シャッター本体の状態について
③窓シャッター本体に必要なスペースについて
④作業の足場について
⑤シャッターの種類について
この条件を知らずに問い合わせると、「期待してたのに結局できなかった…」なんてケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
一つずつ、一緒にチェックして行きましょう!
① 窓シャッターの開口サイズが横幅 0.8m〜2.9m、高さ 0.9m〜2.5mの範囲外である
まず確認しておきたいポイントは、窓シャッターの開口サイズです。
後付け電動化に使われる「電動化キット」には対応できるサイズの範囲があり、
一般的な目安として 横幅約0.8m〜2.9m、高さは約0.9m〜2.5mまで となっています。
この範囲を大きく外れると、モーターやバネのバランスが取れず、電動化キットが製作できない場合があります。
たとえば、
・トイレの窓のようなとても小さな小窓のシャッター
・3mを超える程の大きな掃き出し窓のシャッター
などがそれに当たります。
こうした窓は製作対応範囲から外れているため、製作可能かどうかメーカーに確認する必要があります。

逆に言うと、よくある標準サイズの掃き出し窓(2枚建て)のシャッターだったら問題なく電動化できるって事だね!
② シャフト以外に大きな破損がある
次に確認しておきたいのが、窓シャッター本体の状態です。
シャフト以外の部分に大きな破損がある場合は、電動化が難しくなることがあります。
電動化工事ではシャフトを丸ごと新品に交換するため、シャフトはどれだけ破損していたとしても大丈夫ですが、それ以外の部分は既存のものを使うので状態が重要になってきます。
たとえば、
・レールが大きく曲がっている、歪んでいる
・スラット(面材)が割れている、変形している
・シャッターボックスが腐食している、外れかけている
こんな状態の窓シャッターは電動化以前に窓シャッターとしての動作自体に支障が出てしまうため、そのまま電動化キットを取り付けても正常に動きません。
これらの異常がなく、窓シャッターを閉めた時に外観でパッと見てどこも穴開きや変形が無い窓シャッターであれば、電動化の条件としてクリアしていると言えます。

ペンチで直せるくらいの歪みなら大丈夫だよ!
③ 作業スペースがない(ボックス周辺やレールが外せるか)
電動化工事では、作業に必要なスペースが確保できるかどうかも重要な条件の一つです。
ここで言う「作業スペース」とは脚立を立てる場所のことではなく、シャッター本体を外したり調整したりするために手を入れられる余裕があるかどうかのスペースのことを指します。
電動化工事にはシャフトの交換作業に加え、配線の取り回しや各部の調整を行うためにシャッター周りのカバーやレールを一度取り外す必要があります。
なので、
・壁や屋根にぴったり接して設置されている窓シャッター
・雨どい・配管・庇(ひさし)・外壁の突起物などがシャッター周りにある
こんな場合は、シャッターのカバーやレールを十分に開けられず、工事が行えない可能性があるので注意が必要です。

この例の他にもカーポートに干渉してしまうケースが意外に多いよ!
④ 作業できる足場がない(特に2階腰窓)
電動化工事を行う上では、安全に作業ができる足場があるかどうかも大切なポイントになります。
もっともなポイントですが、足元がしっかり踏ん張れないと不安定な姿勢になりがちで、重い部材を抱えての作業ができないからです。
窓の位置によって、対応可否や必要な準備は次のように分かれます。
| 窓シャッターの位置 | 作業の可否 | 補足 |
| 1階(掃き出し窓・腰窓) | 可能 | 脚立が立てられれば問題なし |
| 2階(掃き出し窓・ベランダあり) | 可能 | ベランダやバルコニーがあれば大丈夫 |
| 2階(腰窓・ベランダなし) | 要注意 | 足場が必要になり、追加費用がかかる |
このように、脚立や足元を安定させて作業できるかどうかが、電動化できるか・費用がどうなるかを左右する重要なポイントになります。

外壁塗装やリフォームなどで足場がすでに組まれているタイミングなら、その足場を使って一緒に電動化工事もできるよ!
⑤ 重量シャッターである(ガレージ、一部の店舗用シャッター)
「ガレージのシャッターも電動化できますか?」という相談も、意外と多くいただきます。
ですが、残念ながら窓シャッター用の電動化キットではガレージや店舗用シャッターには対応することができません。
理由はシンプルで、「シャッターのジャンルが違う」からです。
窓シャッター用の電動化キットは、家の窓についている軽量なシャッター向けに作られています。ガレージや店舗用のシャッターは重さが桁違いに重く、窓シャッター用のモーターでは力不足で安全に動かすことができません。
そのため、ガレージシャッターを電動にしたい場合は、最初から重量シャッター専用の電動システムが必要になります。

「電動化できない」っていうより、窓シャッターとは全く別物って考えたほうがいいね!
⑥【補足】電動化ができても、まれに通信環境が影響するケースもあります
最後に聞いておいていただきたい補足として、かなりまれなケースではありますが電動シャッターの「通信環境」についても少し触れておきます。
電動シャッターのリモコンは、無線(ワイヤレス)で本体と通信します。そのため、ごく一部の環境では他の電波の影響を受けて動作が不安定になることがあります。
たとえばこんなケースです。
- 強い電波を発する施設のすぐ近く
- 周囲に特殊な通信設備がある場所 など
実際に私が対応した例では、自衛隊基地の近くの住宅で、リモコンの反応が少し鈍くなるということがありました。
(※この時はまったく動かないわけではなく、数回操作すると動く状態だったのでご理解いただきました。)
とは言え、心配しすぎる必要はありません。
こうしたケースは非常にまれなので、通常のご家庭であれば通信環境が原因で電動化できない心配はほぼ不要と考えてもらって大丈夫です。
後付けで電動シャッターにするための条件まとめ
🟠なぜ新築でなくても電動化できるのか?
🟠 どんな場合が電動化できないのか?
ここまで、この2つの疑問について解説してきました。
新築でなくても後から電動化できる理由と電動化の可能な条件について、大体のイメージは掴んでいただけたのではないでしょうか?
最後に軽くまとめておきます。
【結論】
発売当初である15年以上も前から培われてきた、確立されている技術だから
【ポイント】
・後から窓シャッターの中身(シャフト)だけを電動用に交換できる
・そのため、外壁を壊したりする大がかりな工事は不要になった
・「本体工事」と「電気工事」を同時に行うことで
短時間で行える
・現在までに、多くのご家庭で導入されている
①窓シャッターのサイズが対応範囲外の場合
②シャフト以外に交換が必要なほどの大きな破損がある場合
③窓シャッターの周りに手を入れられるスペースが無い場合
④安全に作業できる足場が確保出来ない場合
⑤重量シャッターである場合
⑥(補足)周囲の環境によってはリモコン操作に影響が出るケースもある
今回は電動化の可否を判断するための5つの条件を紹介しましたが、実際の現場では条件に当てはまるか微妙というケースも多いのが正直なところです。
そんな時は、やはりプロに実際に見てもらうのが一番安心で確実です。
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また、窓シャッターの電動化についてもう少し基本から知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!





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