
窓シャッターの電動化工事って、実際どんな事をするの?

電気工事とか、見た目はどう変わるのかな?
窓シャッターの電動化に興味を持ち始めたものの、こんな疑問でモヤモヤしていませんか?
本当に知りたいのはこうした具体的な内容なのに、なかなか情報が少なく「工事の中身がいまいちよく分からない…」と検討するにも不安を感じてしまいますよね。
そこでこの記事では、
窓シャッターの後付け電動化工事の内容をもっと詳しく知りたい!と思っている人に向けて、毎日窓シャッターの電動化工事をしているこしぱぱが、
🟠 実際どんな風に電動化工事を行うのか?
🟠 工事前後ではどんな見た目の変化があるのか?
といった疑問について、初心者でもわかりやすく写真付きで解説します!
さらに工事前に知っておきたいポイントもまとめているので、工事を検討している人や打ち合わせ時に困りたくない人は必見です!
・ 窓シャッター電動化の「本体工事」について
・ 窓シャッター電動化の「電気工事」について
・ 工事について知っておきたいポイントの解説

それでは、一緒に電動化工事の中身を見ていきましょう!
電動化工事では何をするの?
まず初めに全体像を理解してもらうために、窓シャッター電動化工事で行う作業についてざっくり紹介します。
窓シャッターの電動化工事は、大きく分けて 「本体工事」 と 「電気工事」 の2つの工事を行います。
窓シャッターの心臓部であるシャフト(上部の巻取り軸)をモーターが組み込まれた電動用シャフトに交換する工事
本体工事で交換した電動用シャフトに電源を供給するための工事
この2つの工事を同時に行うことで、短時間で手動だった窓シャッターがボタン一つで動く電動シャッターに生まれ変わります。
ここで「え、ちょっと待って、2つの工事って別々の業者が来るの?」と思われるかもしれませんが、安心してください。
電動化工事を行う職人は国家資格である電気工事士の資格を持っているため、シャフトの本体工事も電気工事も一人で対応できます。
つまり、シャッター本体のことも電気のことも両方分かるプロが担当してくれるので、スムーズに工事が進むんです。

窓シャッターの機種にもよりますが、この2つの工事を一人で行っても1台なら約半日ほどで完了します!
それでは、具体的にどんな作業をするのか本体工事から詳しく見ていきましょう。
【本体工事】シャフト交換で手動シャッターが電動に!
ここからは、どんな感じで電動化の「本体工事」を行うか、写真付きで詳しく解説します。
このシャフト交換をする「本体工事」が電動化のメイン作業となります。
シャフト(巻き取り軸)は窓シャッター上部のボックスの中に入っており、この手動シャフトをモーターが内蔵された「電動用シャフト」に交換していきます。
今回は例として、よくあるこちらのタイプの窓シャッターで解説したいと思います。

まず、シャッターを下ろして上部のボックスカバーを開けると、スラット(面材)の根元と手動シャフト(巻き取り軸)が見えます。

ここから手動シャフトを取り外すために、スラット(面材)を一時的に手動シャフトから取り外す作業をします。
この作業はバネの扱いに危険が伴うので専門知識が要ります。
(バネが効いたシャフトの強い回転に指が巻き込まれる恐れがあり非常に危険です⋯)
スラット(面材)を取り外した状態がこちら↓

ここまで見えたら手動シャフトを取り外します。

ボックスの中が空の状態になりました。
ここに新しい電動用シャフトを取り付けていきます。
ですがその前に、せっかくなので取り外した手動シャフトと新しい電動用シャフトを並べて撮影してみました。

新しい電動用シャフトには配線が出ているのがわかります。
こうして見比べてみると、全く違うものに見えますね。
では改めて、空のボックスに新しい電動用シャフトを取り付けていきます。
取り付けた様子はこんな感じです↓

シャフト取り付けと同時に、電動用シャフトから出た配線がシャッター内部で干渉してしまわないように取り回し方も考えます。
ちなみに、電動用シャフトから配線が出ている様子はこちら↓

次に行う「電気工事」でこの配線に電源をつなげます。
(このあとの電気工事セクションで詳しく解説します。)
配線の取り回しとシャフトのバネ調整が出来たら外してあったスラットを組み直します。

ここまで来たら、配線をレール内部に隠しつつシャッター外部に取り出して、すべて元通りに組み直します。

本体をすべて組み直し、最後にシャッター外部に取り出した配線に仮で電源をつないで動作確認と設定を行ったら本体工事は完了です。

いかがでしょうか?本体工事完了後も工事前と見た目はほぼ変わっていませんね。
こんな感じで後付けでもスッキリ仕上がるのが、窓シャッター電動化の大きな魅力です。

シャッター機種によって見た目の仕上がりは若干違いますが、なるべく目立たなく仕上げるのが職人のウデの見せ所です。
続いては、電気工事の解説をします。
【電気工事】電源をつなぐ作業とは?露出配管での見た目と工夫
ここからは、本体工事が終わった窓シャッターにどんな電気工事で電源をつなぐのか?を写真付きでわかりやすく解説します。
このサンプルシャッターのケースでは、窓シャッターから少し離れた位置にある外部コンセント の電源を分岐して、露出配管で電源を引いてくる工事になります。
(外部コンセントは、窓シャッター本体から左の少し曲がったところにあります。)
これが電気工事前の全景と外部コンセントの写真です。↓

まずは外部コンセントを取り外して、壁から電源線が出ている状態にします。

ここから、外部コンセントの付いていた場所にボックス を取り付け、窓シャッターへ向けて露出配管で施工していきます。
この時、窓シャッターから出した配線を配管に通しつつ、最も目立たない配管経路を考えながら施工します。

窓シャッターからの配線をボックスまで通してきたら、ここで電源を分岐して外部コンセントも使えるよう元通りに復旧します。
コンセントから電源をとると聞くと、「コンセントの口数が減るの?」と思われがちですが…大丈夫です。
お部屋の中にある内部コンセント・外壁に付いている外部コンセントのどちらの場合でも、写真のように元の配線部分から電源を分岐するので コンセントの口数は変わらず、今まで通り使えます。
外部コンセントを復旧した状態がこちら↓

外部コンセントを復旧した後、ここは雨がかかる部分なので防水処理も丁寧に行います。

最後の防水処理まで出来たら、電気工事完了です!
電気工事の施工が完了したあとは電動シャッターとして安全にちゃんと動くか引き渡し前の最終動作確認をしっかり行います。
これが電気工事完了後の全体写真です↓

配管は建物の外観になじむよう、外壁の下部を最短距離で取り回しています。
目線より低い位置を通すことで視界に入りにくく、すっきりとした仕上がりになるよう工夫してあります。

最終的な配管経路は、大切なお客様の家に後から取り付くものなのでお客様と相談しながら決めるよ!
いかがでしょうか?配線が増える分、工事前とまったく同じとはいきませんが、思っていたより目立たない仕上がりに安心される方が多いんです。
外観への影響を最小限に抑えながら、快適さを手に入れられるのが電動化工事のいいところです。
🔹 安全面と資格について(補足)
電動シャッターの電源工事をするには、第二種電気工事士資格 が必要です。
外部コンセントの分岐や配線の接続など、一般の方では触れない電気の専門作業が含まれるためです。
資格のない人が行うと法律違反になるだけでなく、感電や火災の可能性があり大変危険です。
信頼できる業者であれば無資格で工事することはまずありませんが、大切なお家のことですから、気になる方は依頼前に職人さんの資格の有無を確認しておくと、より安心して任せられます。
「ここに照明を取り付けたいなぁ⋯」
「ここにコンセントを増設したい!」
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工事について知っておきたいポイント
窓シャッターの電動化工事は、比較的シンプルに見えても現場ごとに少しずつ条件が違います。
この記事で大まかな流れは理解できたと思いますが、工事を依頼する前に 知っておくと安心できるポイント を整理しておきます。
電動化を検討する際に、特に知っておきたいポイントは次の 3 つです。
1. 電動化できないサイズの窓シャッターがある
2.電源を取る位置によって、電気工事の仕上がりが変わる
3.条件によっては追加料金が必要になることもある
それぞれ簡単に説明します。
① 電動化できないサイズのシャッターがある
窓シャッターによっては、小さすぎる・大きすぎる などの理由で電動化キットが製作できない場合があります。
これは既存の窓シャッターを利用し、中身だけを電動用に交換する「電動化キット」だからです。
特に小さな窓や大きな掃き出し窓などは、対応できるモーターやバネが製作されていないケースがあります。
その場合は、シャッター本体を丸ごと電動タイプに交換することになります。
② 電源位置によって、電気工事の仕上がりの見え方が変わる
同じ電動化でも電源(内・外のコンセント)を取る位置が遠いか近いかで、電気工事の仕上がりの見え方が大きく変わります。
シャッター近くに電源があれば配管は短くスッキリしますが、離れていればその分だけ露出配線が長くなります。さらに、配管を通すルートによっても仕上がりの印象は変わってきます。
エアコンのダクトや外灯の配管、後から引いた光ケーブル、水道やガス管など、外壁には意外とたくさんのものが付いています。
新たに引く配管はそれらを避けて通さなければならないので、その場合は配管が思っていたよりも目立つルートを通ってしまうという可能性も考慮しなければなりません。
③ 条件によっては追加料金が必要になることもある
電動化工事を依頼する際、条件によっては追加料金が発生する場合があるという事もおさえておかなければなりません。
これは、窓シャッターの設置場所によっては足場を組んで作業しなければならないケースや、電源の位置によって電気配管が異常に長くなってしまうケースがあるためです。
たとえば1階でも脚立が届かないような高い位置に付いた窓シャッターや、バルコニーやベランダのない2階の腰窓などは足場が必要になります。
また、2階に電源がなく1階から配線を引き上げなければならない場合も、配線の長さや施工の手間が増えるため、追加費用がかかることがあります。
お家によって状況は様々なので、事前にしっかりと確認が必要です。
これら3つの疑問は現地調査で解決できます
ここまで3つのポイントをお伝えしてきましたが、「結局、うちの場合はどうなるんだろう?」という疑問が生まれてくると思います。
工事可能な窓シャッターか?
電気工事はどんな風になりそう?
追加費用の可能性はある?
このような疑問は、窓シャッターのプロが現場を確認すればその場で解決することができます。
このセクションの前半でも触れたように、電動化の工事は現場ごとに少しずつ条件が違うため、写真や図面だけでは判断できないケースがほとんどです。実際に現場を見て初めて正確に判断できることが数多くあります。
「この窓シャッターなら、この方法がベスト」
「電源の位置がここなら、このルートのほうが目立たない」
このように、プロに見てもらえば現場に合わせた最適なアドバイスをその場でもらえます。
電動化を検討するなら、一人で悩むよりも まずは無料の現地調査を受けてみる のがいちばん安心で確実な方法です。

「話を聞いてから考えたい」という段階でも全く問題ないよ!
無料現地調査の具体的な流れや詳細については、こちらの記事でまとめています。
【まとめ】電動化工事は意外とシンプル。まずは気軽に相談を
この記事では、実際の施工例を使いながら工事の内容を写真付きで具体的に解説しました。
工事全体の流れや、本体工事・電気工事それぞれの作業内容について、だいたいのイメージを掴んでいただけたのではないでしょうか。
さらに、
・工事は資格を持った職人が一人で完結できること
・窓シャッターのサイズや電源位置による注意点
・現場の条件次第で追加費用が発生する場合があること
といった “事前に知っておくと安心できるポイント” も整理できたと思います。
電動化工事は現場ごとに状況が異なるため、
最終的にはプロが現地調査を行うことで「あなたの家の場合」が最短ではっきりわかる というのが結論です。
この記事が「電動化って結局どんな工事?」という不安を解消し、工事を検討する際の助けになれば嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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